421 ’70s 5/17 無敵の ’79年、いよいよ本格的に。

May 17th, 2009. Back to the ’70s

chart data: Billboard’s Hot 100 May 19, 1979

○SISTER SLEDGE‘s
‘HE’S THE GREATEST DANCER’ was No. 9→9 on this week!
○SISTER SLEDGE‘s
‘WE ARE FAMILY’ was No. 27→13 on this week!
●CHIC‘s
‘I WANT YOUR LOVE’ was No. 7→16 on this week.
「I WANT YOUR LOVE」トップ10在位:四週

No.10:
10:08 HEART OF GLASS
Blondie

No.9:
10:12 HE’S THE GREATEST DANCER
Sister Sledge

No.8:
10:17 TAKE ME HOME
Cher

No.7:
10:21 SHAKE YOUR BODY (DOWN TO THE GROUND)
The Jacksons

No.6:
10:34 LOVE YOU INSIDE OUT
Bee Gees

No.5:
10:39 GOODNIGHT TONIGHT
Wings

No.4:
10:43 STUMBLIN’ IN
Suzi Quatro & Chris Norman

No.3:
10:47 IN THE NAVY
Village People

No.2:
10:51 HOT STUFF
Donna Summer

No.1:
10:55 REUNITED
Peaches & Herb

No.83: 初登場
11:09 DOES YOUR MOTHER KNOW
Abba

No.98:
11:21 CRAZY LOVE
The Allman Brothers Band

No.33: 前週のこの週が最高位
11:25 DON’T YOU WRITE HER OFF
McGuinn, Clark & HIllman

featured album:
I AM /Earth, Wind & Fire 黙示録

11:36 IN THE STONE/interlude 石の刻印(間奏曲)
11:41 CAN’T LET GO 旋風(かぜ)の使者
11:44 AFTER THE LOVE HAS GONE
11:49 LET YOUR FEELING’S SHOW 天空に捧ぐ (ending BGM)
Earth, Wind & Fire

 よいよ顔触れが凄くなって来ました。
 もう何をかけても最高。

 ルバム・フィーチュアとして遂に登場、『I AM (黙示録)』(※)。
 最高の年=1979年に出された名盤の中でも特に突出した一枚。
 この圧倒的な音圧。
 この圧倒的な演奏力。
 この力強さ。
 このモーリース・ワイト(ホワイト)のいかがわしいヴォーカル・ワーク(笑)。
 このフィリップ・ベイリーの超人的なファルセトーもいよいよピークを記録。
 ヴァーディーン&フレッド・ワイトのリズム・セクションも益々タイト。
 シンコペ魂を揺さぶる(何だそりゃ)ハイ・ハット・ワーク。
 ホーン・セクションのキレの良さは言わずもがな。
 加えてストリングズもまだ適度なバランスで適材適所。
 リズム・ギター二本の絡みも素晴らしい
  (アル・ムケイ[マッケイ]によると、ジョニー・グレアム[グラハム]は本作以降余り録音には参加しておらず、二本共アルが弾いている場合が多いという。ナルホド。)

 こう考えると、ジェイムズ・ブラウンが完成させた「全員が打楽器」というアンサンブルのEW&F的展開であり、前作『ALL ‘N’ ALL (太陽神)』と本作がその完成型なのだという事が見えてくる。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)

(※)前週で触れた通り、僕が最初に買ったシングルは「ブーギ・ワンダランド(ブギー・ワンダーランド)」。本作からの先行シングルである。
 帯裏には新作発売告知が。
『I AM (邦楽未定)』

 「ふうん、『太陽神』に続くアルバムは『邦楽未定』というのか、何だか意味ありげで凄そうだなぁ」と意味も良く解らぬまま、唯ただ四文字熟語めいた漢字の並びに圧倒された、当時中一の人見君だったのでした(笑)。
 確かに内容は凄かったのだけれど。

 大体、「邦未定」の間違いですよね?

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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コメント

  1. Taro より:

    SECRET: 0
    PASS:
    昨日は、メール読んで頂いてどうもありがとう。
    自分の書いたものがラジオで読まれると、やっぱりドキドキするねー(笑)。
    ほんとに、いよいよ、いいチャートになってきたね。
    I Am は、最高だった。
    でも、当時リアルタイムでアルバムを通して聞いた記憶が無いな。
    先行ジャンボシングルばかり聴いていた気がする(笑)。 Like

  2. hit2japan より:

    SECRET: 0
    PASS:
    Taro
     アルバムを通して聴いた記憶、無いか。僕もレコードを買ったのは確かに大学生になってからだけど、新譜の頃にFMで全曲エアチェックした。
     NHK-FMの「サウンド・オブ・ポップス」(月〜金19:15-20:00) でさ、この『黙示録』が出た時に一週間ブチ抜きでEW&F特集をやったんだよ。
     極めて素直に年代順にさ、
    月曜:『Earth, Wind & Fire』『The Need of Love』『Last Days and Time』『Head to the Sky』
    火曜:『Open Our Eyes』『That's the Way of the World』
    水曜:『Gratitude』
    木曜:『Spirit』『All 'n' All』
    そして金曜が「September」と最新作『I Am』全曲(最終曲はFO)
     それでノックアウト。降参。全面降伏。
     番組を丸録りして、定期試験勉強の度にまとめて聴いてた。だから最低でも、六年間、年に五回は聴いてた事になるな(笑)。アナウンス内容迄憶えてる。
     大学に入ってからも試験やリポート執筆、そして卒論執筆までそのパターン。卒論を仕上げる時には感慨深くてね、最終頁に
    「大地、風と炎に捧ぐ」
    って書いた。宮澤賢治で書いたんだけど、まぁ合ってない訳でも無い、と(笑)。
    人見 Like

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