496 フィル・コリンズがドラムズを叩けなくなったという。

 辛い報せだ。

 こちらはバウンス誌のウェブサイトより。

 遠目でも解る、独特の猫背、しかも顔は上向き(よって更に首のあたりの背骨は曲がる)で叩いてきたのが災いしたのだろうか。
 まぁ「遠目でも」と書いたが彼のライヴはジェネシスもソロも観ず終いだけれど。

 彼が脱退した後のジェネシスのアルバム『コーリング・オール・ステイションズ』が発売され番組で特集した時に話したが、フィル・コリンズの脱けた欠落部分の大きさは、ヴォーカルよりもずっとドラムズで感じた。

 上に乗っかる部分よりも屋台骨が無くなったのだから、それは至極当然。

 ジェネシス、ソロ、ブランドX、ピーター・ゲイブリエル(ガブリエル、何てったって『III』のドラマーの一人だかんね)でドラマーとしての彼を再確認・紹介する番組を近く行わねば。
 と、結局ネタにする為の情報にしてしまう奴・・・。

(加筆:翌週の番組で特集しました。)

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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コメント

  1. GAKU より:

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    これは残念な報せですね。
    確かに叩いてる時の姿勢、悪かったもんなあ…
    でも「心配することはない。僕はまだ歌えるから」という前向きなコメントはいいですね。

    猫背とは正反対の、常に背筋が直角にピンと張った姿勢で叩いていた
    ARBのキースには、この心配は無縁でしょうか。 Like

  2. hit2japan より:

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    GAKUちゃん
     キースには「叩く理由となる優れたフロント・マンの不在」という、或る意味ではもっと深刻な問題が有る・・・。
    人見 Like

  3. bonzoh より:

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    ちょっと耳にしただけで「フィルコリンズ!」ってドラムでした。
    例えスタンダードジャズを叩いていようと…。
    “ドラム=リズム”というより“ドラム=音楽”という数少ないドラマーの一人です。 Like

  4. hit2japan より:

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    bonzoh さん
     エリック・クラプトンがインタヴューで「それまで僕のプロデューサーはみんな『良いよエリック』としか言わなかったけど、フィルは『良いよエリック、でももう一回やってみようか』と言ってくれたんだ」という様な事を話していました。だから作り込まれた緻密なアルバムを作れる人なんでしょうね。それが出来る度胸と人柄。叩かなくても歌わなくても、裏方で良いから音楽制作は続けて貰いたいものです。
     でも想像するに歩いたり声を出すだけでも苦痛なのでしょうね、もう・・・。
    人見 Like

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