572 総理の会見。

 総理の政治資金絡みで開かれた記者会見をやっている。

 記者会見を見ていて、いつも思う事。

 あのマイクの数、マイク・コードのぐちゃぐちゃは何とかならないのだろうか?

 みっともない、美しくないと思わないのだろうか?

 何でマイクを一本にして、コードを一本にして、舞台上・視界(カメラで映る範囲)をスッキリさせて、視界外の、舞台の脇なり裏なりに、個々に音声を持ち帰る為の出力ジャックを山程用意し、其処から録音させるという方法にしないのだろう?
 キャノンとフォーンの標準、ミニのメスをずらりと並べておけば済むのではないだろうか?

 報道関係者もその方が(マイクを持ち込まなくて良いのだから)楽だし。

 特に今回の様な、話し手が攻撃される構図の会見では、このマイクが爪や牙に見える。鮫の下顎に乗せられて、今にも齧られそうではないか。
 尖端恐怖症でなくても、これでは言い返せないのではないだろうか。

 兎に角、単純に、見た目として、美しくない。みっともない。恥ずかしい。

 この映像が今後、(これ迄の数々の記者会見と同様に)この続報が出る度に流され続けるんですよ。

 TVの時代になり、このパターンが繰り返され始めてきっと五十年以上。音響・映像技術の飛躍的な進歩が成された七十年代も三十〜四十年前である。
 その間、何故改善されずに来ているのだろう?

 マイクを並べる慣例が続くにしても、せめてワイアレスにならないのだろうか? マイクがもっと小さくても充分良い音で録れるのでは?

 通夜や葬儀に参列する人や、良い結果を残せなかったオリンピック選手(だって一応アマチュアなんだから!)に話をさせるべくマイクを向ける無神経ぶりと並んで不愉快だ。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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コメント

  1. Taro より:

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    俺は、その会見見てないけど、
    そのマイクの件は、俺も昔から気になってるね。
    ま、コード分岐させるより、手っ取り早いんだろうけど、
    確かに、、、、美しくない。んだよな。うん。 Like

  2. hit2japan より:

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    Taro
     特に政界ってさ、「見られてナンボ」という要素もとても強いのに、意識が低いよね。と言ってもアメリカみたいにショウビズになり過ぎてしまうのもどうかと思うけどね。別に総理や党首は演説でプロンプタを使うべきと迄は思わないけどさ(笑)。
     国会の野次や、強行採決や、牛歩戦術(しかも最初から勝てない「戦術」って、只の駄々)・・・。
     美しくない。
     あ、アタシゃノンポリです。
    人見 Like

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