798 ビルボード誌が情報源なので信じても良いか、と。

今度こそ信じて良いのだろうか。

情報の出どころはビルボード誌。

Van Halen ヴァン・へイレン が、
Edward Van Halen (g)
 エドワード・ヴァン・へイレン
Alex Van Halen (d)
 アレックス・ヴァン・へイレン
David Lee Roth (v)
 デイヴィッド(デビッド)・リー・ロス
(perhaps) そしておそらく、
Wolfgung Van Halen (b)
 ウォルフガング・ヴァン・へイレン

のラインナップでレコーディング中、来年には新作そしてトゥアーを予定しているという。

こちらはロッキング・オンのウェブサイト。

 ソロ活動から独立という選択をしたダイアモンド・デイヴことデイヴィッド・リー・ロス。
 脱退前のミニ・アルバム「Crazy from the Heat」そして脱退後の初フル・アルバム「Eat ‘em and Smile」を聴いた時には「デイヴの勝ち!」と迄思ったものだ。今でも贔屓にしているのはこちら。
 スティーヴ・ヴァイ、ビリー・シーン、グレッグ・ビソネットのトリオも素晴らしい演奏を提供していた。三人の名が一般ロック・ファンに知れ渡ったのはこの時だったと思う。
 しかし商業的な成功はサミー・ヘイガーを入れたヴァン・へイレンの方が上回った。

 その後デイヴは下降線(※)。ソロ・デビュー・アルバムはそれ迄の全ヴァン・へイレン・アルバムを手掛けていたテッド・テンプルマンをプロデューサーに迎えていたので「続き」感が有った。セカンドではセルフ・プロデュースに挑戦、本人が「大変だ。もうやらない。」と語ってしまう程の「今一つ」っぷりとなってしまう。途中でビリー・シーンも抜けてしまった(ミスター・ビッグを結成)。

 前にも触れた『The Best of, volume 1』でのデイヴとの二曲が今一つ(つまらないとは思わないけれど狂喜乱舞する程では無かった、期待が大き過ぎたという事か)だったせいもあり、それからでも十五年、『1984』からだと二十七年振りとなるであろう新譜、気にならないといえば嘘になる。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)

(※)
 因みに、シーク(シック)関連の話を追加しておくと、デイヴ低迷期の一枚『Your Filthy Little Mouth』のプロデューサーがナイル・ロジャーズ(ロジャース)。中古盤店の王者です。グッド・ロックン・ロール・アルバムだと思うけどなあ。まぁハード・ロックではないけれど、笑えるし良い曲は多いし。先行シングルは曲名が「She’s My Machine」だったし。
 見掛けたら救済してあげて下さいませ。

ナイル制作のルーツ・ロックもの:
 Southside Johnny & The Jukes
 Stray Cats
 The Vaughan Brothers
 David Lee Roth
  あたり、良い仕事をしていると思います。

 去年リマスター盤が出たザ・ヴォーン・ブラザーズの『ファミリー・スタイル』の解説は全くなってない。少なくともナイルがこういう正統派 R&R を手掛けている事に全く触れずに「合っていない」様な事を書いている。知らない・調べていない(調べりゃすぐに見つかる、この世の中だもの)のはとても恥ずかしい。
 ナイルが一曲弾いている曲でも「多分このギターが」という書き方。多分も何も、それに決まっているでしょ。どんな耳をしているの?「ライク・ア・ヴァージン」聴いた事有るでしょ?その何をどんな風に聴いてるの?と。
 知っている人には笑われる。知らない人には誤解を植え付ける。

 腹立たしい。

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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