【THE HIT ME’S 文筆業】レコード・コレクターズ誌九月号特集に投票者として参加&スライのボックス五頁!

【8/10加筆】
 友人(先輩)から連絡が入った。購入した、と。感謝。神田神保町の音楽書専門店(編集部の近所)や輸入盤店には数日早く届くのだが、御盆休みや週末が関係したのか、もう入荷した模様。
 僕=「ひ」とみよしゆきのコラム&個人リストはピーター・「バ」ラカンの次に載っているという。狙った通りだ。四十六年前、この場所を狙って僕はこの夫婦を「選んで生まれることにした」のだ(笑)。
 良い苗字の家に生まれて良かった。
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「レコード・コレクターズ」誌 九月号

巻頭特集に参加
特集記事を執筆:スライ&ザ・ファミリー・ストーン/
 ハイヤー!(四枚組ボックス・セット)

八月十二日発売の九月号へ掲載予定。

 本日=八月二日午後二時が変更のデッドライン→校了、あとは編集部と印刷所任せという事なので、完全に僕の手を離れた。
 執筆担当としては節目のタイミングなので、ブログで情報公開。
 (ラジオ及びウェブTV番組では既に話している)

 次号に二つの記事で登場。

1 巻頭特集に参加

九月号の特集は
「ソウル/ファンクの名曲 ベスト100 1967ー1979」

七月号「英国ロック/ポップの名曲 ベスト100 1967ー1975」
八月号「米国ロック/ポップの名曲 ベスト100 1967ー1975」
 に続くもの。

 今回は「197『9』」なのがミソ。僕が常日頃より「1979年に外れ無し」と発言しているのを知っているのか?という程にミソ(笑)。

 「本誌執筆陣三十名の投票により決定」の「三十名」に、何と!入ってしまった。
 どうやらワタクシ、少なくともレコード・コレクターズ編集部の基準では、「ブラックものの評論家のトップ30」入りを果たした模様。ひえ〜。
 何が百曲に入るかよりも、人見のトップ30入りの方が驚き。

 三年前、このブログで、同誌が行った同傾向の特集に勝手に便乗してリストを公開した事が有った。日本のロック/フォーク・アルバム名盤の六〜七十年代篇と八十年代篇。今回もやっちゃおうかと思っていたのに、まさか当事者になるとは思ってもいなかった。

 今回は「曲」。シングル発売されたものという基準が設けられている。

 定期購読者は御存知と思うが、先ずその三十名がそれぞれのベスト30(順位をつけて)を編集部へ提出、それを集計して百曲が選出される。その百曲の各解説も三十名に振り分けられる。僕は二曲の担当となった。
 同時に三十名全員の個人リストとコラムも公開される。これが恐い(笑)。「こんな曲を選んでるよ、この人」という風に読まれがち。僕もそっち側の一人でもあるのでよ〜く判るのだ・・・。

 三十曲に絞るのは本当に大変だった。だって、’67〜’79年の、あの綺羅星の如く存在する名曲の数々から、たったの三十曲ですよ三十曲。Everybody Is a Star ですよ。三十「組」でさえ大変だというのに。しかも順位も付けなければいけない。その勝手に参加した三年前のリストアップの時は順位を付けるのは御手上げだったというのに。

 JBだけでも三十曲以上になる(笑)。1979年だけでも溢れる。(※)

 EW&F、ジ・アイズリー・ブラザーズ辺りは身を削る思いで一曲に絞った。JBも悩みに悩んで二曲。流石にシーク(シック)関連は複数。冷静に考えても七十年代後半を代表する、そして後世に多大な影響を与え、歌い継がれているヒット曲が数曲有るのだから。

 僕が何をどんな順位で選んだか、百曲の顔触れは? そして僕が執筆を担当している二曲は?
 発売されての御楽しみ。

【発売後に加筆】
  Good Times/CHIC
  Don’t Stop ‘Til You Get Enough/Michael Jackson
   の曲解説を担当。
2 スライ&ザ・ファミリー・ストーンのボックス・セット紹介記事を執筆(五頁)

 現在発売中の八月号で一頁の予告記事を書いたスライ&ザ・ファミリー・ストーンのボックス・セット『ハイヤー!』。今月下旬に発売される四枚組。
 予告記事に続き、有難い事に特集頁の執筆も担当する事が出来た。その締め切りがこの前の日曜日、校正締め切りが今日の午後二時だった。

 四月の「レコード・ストア・デイ」に発売されたシングルで僕はこのハコの発売を知った。

 これがそのシングル。
 そして貼られていたスティッカー。
 封入されていたボックス・セットの告知フライヤーにボックスのジャケットが。
 それにしても疲れた。そう言えば六年前、同誌のスライ&ザ・ファミリー・ストーン特集(2007年の六月号)に編集盤ガイド、アルバム未収録曲ガイド担当として参加した際もかなりヘトヘトになった。スライ・ストーン本人もどど〜んと落ちる内向的な音楽に向かったからか、聴く側もかなりの集中力・体力が必要。

 番組でもよく話している事だけれど、彼等やP-ファンクといったダウナーなファンクは基本的には身体に悪い(笑)。エナジーを奪うので、体調が悪い時に聴いてはいけないし、体調が良くてもかなりの体力を消耗する。またそれを実感した。

 ふう。

 記事そしてボックス・セット、精魂込めました。
 是非手に取って頂きたい。

人見 ‘Hi
t Me!’ 欣幸, ’13. (音楽紹介業)

(※)折角なので勢いで。順位は付けなかった。

《JB、1967-79年の三十曲》

Bring It Up, ’66-7.
Let Yourself Go, ’67.
Cold Sweat [part 1], ’67.
There Was a Time, ’67, sg: ’68.
I Got the Feelin’ [part 1], ’68.
Licking Stick-Licking Stick [part 1], ’68.
Say It Loud-I’m Black and I’m Proud [part 1], ’68.
Give It Up or Turnit a Loose, ’69.
I Don’t Want Nobody to GIve Me Nothing
 (Open Up the Door, I’ll Get It Myself), ’69.
Mother Popcorn (You Got to Have a Mother for Me) [part 1], ’69.
Let a Man Come In and Do the Popcorn [part 1], ’69.
Ain’t It Funky Now [part 1], ’69-70.
It’s a New Day [part 1], ’70.
Brother Rapp [part 1], ’70.
Super Bad [part 1], ’70.
Get Up (I Feel Like Being Like a) Sex Machine [part 1], ’70.
Get Up, Get into It, Get Involved [part 1], ’71.
Soul Power [part 1], ’71.
Hot Pants (She Got to Use What She Got to Get What She Wants)
 [part 1], ’71.
Make It Funky [part 1], ’71.
I’m a Greedy Man [part 1], ’71.
Talking Loud and Saying Nothing [part 1], ’72.
There It Is [part 1], ’72.
Get On the Good Foot [part 1], ’72.
I Got Ants in My Pants and I Want to Dance [part 1], ’72.
The Payback [part 1], ’74.
Papa Don’t Take No Mess [part 1], ’74.
Funky President (People It’s Bad) [part 1], ’74-5.
Get Up Offa That Thing, ’76.
It’s Too Funky in Here, ’79.

《1979年のソウル&ファンク三十曲》

Le Freak
 /Chic, ’78-9.
I Want Your Love
 /Chic, ’78/sg: ’79.
Good Times
 /Chic
My Forbidden Lover
 /Chic
He’s the Greatest Dancer
 /Sister Sledge
We Are Family
 /Sister Sledge
September
 /Earth, Wind & Fire, ’78-9.
Boogie Wonderland
 /Earth, Wind & Fire with The Emotions
After the Love Has Gone
 /Earth, Wind & Fire
I’m Every Woman
 /Chaka Khan, ’78-9.
It’s a Disco Night (Rock Don’t Stop)
 /The Isley Brothers
Bustin’ Out
 /Rick James
I’m a Sucker for Your Love
 /Teena Marie
Hot Stuff
 /Donna Summer
Bad Girls
 /Donna Summer
No More Tears (Enough Is Enough)
 /Barbra Streisand & Donna Summer, ’79-80.
Don’t Stop ‘Til You Get Enough
 /Michael Jackson
Rock with You
 /Michael Jackson
Cruisin’
 /Smokey Robinson
Send One Your Love
 /Stevie Wonder, ’79-80.
I Wanna Be Your Lover
 /Prince, ’79.
Rapper’s Delight
 /Sugarhill Gang, ’79-80.
Got to Be Real
 /Cheryl Lynn, ’78-9.
Bustin’ Loose [part 1]
 /Chuck Brown & The Soul Searchers, ’78-9.
Reunited
 /Peaches & Herb
Ain’t No Stoppin’ Us Now [part 1]
 /McFadden & Whitehead
(Not Just) Knee Deep
 /Funkadelic
The Second Time Around
 /Shalamar
It’s Too Funky in Here
 /James Brown, ’79.
Street Life
 /Crusaders, ’79.


人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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