August 21st, 2009. イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス
提供:石井食品
vol. 595.
M1 リクエスト!
16:04 WASHINGTON SQUARE ワシントン広場の夜は更けて
The Village Stompers
M2
16:08 MOVIN’ 太陽の彼方に
The Astronauts
M3
16:10 YOU TURN ME ON, I’M A RADIO 恋するラジオ
Joni Mitchell (with Graham Nash)
M4
16:13 ON THE BEACH
Chris Rea
M5
16:20 H GANG
Donald Fagen
ミドル4:ザ・ビーチ・ボーイズ
M6
16:27 I GET AROUND
M7
16:31 DON’T WORRY BABY
M8
16:34 GOD ONLY KNOWS
M9
16:36 SURFER GIRL
The Beach Boys
M10
16:41 I’M READY
Fats Domino
M11
16:43 L IS FOR LOVER
Al Jarreau
M12
16:49 SUMMER BREEZE
Philippe Saisse Acoustique Trio
M13
16:54 HOT FUN IN THE SUMMERTIME
Sly & The Family Stone
邦題。
特に映画と洋楽ポップスは、この邦題がとても話題・問題になります(何故か本はそれ程でも無いきがします)。
M1,2そして3の邦題は、原題のイメッジを壊す事無く、想像力をかき立てる名訳(訳? 意訳? 連想?)ですね。
ちなみにM8にも「神のみぞ知る」という直訳しかも古風な邦題がありますが、そのまま仮名化した「ゴッド・オンリー・ノウズ」の方が一般的になりました。M12のオリジナルであるシールズ&クロフツ版には「想い出のサマー・ブリーズ」という素敵な形容詞が付いています。
アルバム・タイトルも含めて、この二十〜三十年は邦題をつける事が多くなくなりました(殆んどはそのまま片仮名化か、原題が長い場合は一部を省略)。洋楽リスナーの英語力が向上している(と思われている?!)のか、新たな洋楽ファンの獲得への努力を怠っているのか、レコード会社の洋楽担当がどういう意図を持っているのかは知りませんが、「良い邦題なら今後もつけて貰いたい」という当たり前の思いを持ち続けています。
エルヴィス・プレズリー(プレスリー)「好きにならずにいられない」 Can’t Help Falling in Love
ニール・セダーカ「恋の片道切符」 One Way Ticket (to the Blues)
ザ・ビートルズ「抱きしめたい」 I Want to Hold Your Hand
ザ・ローリング・ストーンズ「ひとりぼっちの世界」 Get Off of My Cloud
ザ・スプリームズ(シュープリームス)「恋はあせらず」 You Can’t Hurry Love
ザ・モンキーズ「恋の終列車」 Last Train to Clarksville
ビー・ジーズ「若葉のころ」 First of May
カーペンターズ「遥かなる影」 (They Long to Be) Close to You
エルトン・ジョン「僕の歌は君の歌」 Your Song
ロッド・ステワート(スチュワート)「だたのジョークさ」 I Was Only Joking
ウィングズ(ウィングス)「心のラブソング」 Silly Love Songs
イーグルズ(イーグルス)「ならず者」 Desperado
シーク(シック)「おしゃれフリーク」 Le Freak
マイクル・ジャクスン(マイケル・ジャクソン)「今夜はドント・ストップ」 Don’t Stop ‘Til You Get Enough
ノーランズ「ダンシング・シスター」 I’m in the Mood for Dancing
カイリー・ミノーグ「ラッキー・ラブ」 I Should Be So Lucky
優れた邦題を挙げ始めたらキリが有りません。それはR&R以前の方が多いのも御存知ですね。
そして、それらステキな邦題を切っ掛けに洋楽が好きになるという例が少なくないという事を、「洋楽のシェアが減ったから売れないのは仕方がない」と諦めている関係者諸氏に気付いて頂きたい。
「初めの一歩」を踏み出す機会を自ら減らしている事になると思うから。
奥深く、広くても良いので(実際にそうなのですから)、でもせめて敷居は低くしておいて頂きたいのです。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)
コメント