September 18th, 2009. イシイ ポップス・イン・ザ・ボックス
提供:石井食品
vol. 599.
M1
16:03 THE BOYS OF SUMMER
Don Henley
M2
16:07 I STILL HAVEN’T FOUND WHAT I’M LOOKING FOR
U2
M3
16:13 JOJO
Boz Scaggs
ミドル4:トト
M4
16:21 ROSANNA
M5
16:28 GEORGY PORGY
M6
16:32 MISS SUN
M7
16:37 99
Toto
M8
16:45 ALL DAY MUSIC
War
M9
16:50 I’M NOT IN LOVE
Pretenders
M10
16:54 LISTEN TO WHAT THE MAN SAID あの娘におせっかい
Wings
トト。
テクニシャン集団である彼等の中でもデビュー時から特に脚光を浴びていたのがスティーヴ・ルーカサー。ギターという担当楽器自体の人気もあるとは思いますが、ルックス面でも(ヴォーカリストが、ねぇ・・・[笑])フロントマンであった事から誤解されがちですが、ディープな洋楽ロック好きな方ならば御存知の通り、トトはドラマー=ジェフリー・ポカーロ(ポーカロ)とキーボーディスト=デイヴィッド・ペイチを中心としたグループでした。曲を作っていたのも多かったのはペイチ。年齢面でも場数の経験上も、この二人が兄貴分。
そんなグルーヴ・マスター=ジェフがデイヴィッド・ハンゲイト(ベイス)と作る、タイトだけれど空間のある大きなリズムに乗せてペイチのピアノが、ルークのギターが活躍、重要なスパイスとしてスティーヴ・ポカーロのシンセサイザーが加わるというアンサンブルが初期の彼等の基本パターン。
あれ? ヴォーカリストは? ボビー・キンボールは? ジョゼフ・ウィリアムズは?
彼等は「ヴォーカリストに恵まれないバンド」と言われますが、実際は「ヴォーカリストの立場が無いバンド」だったのだと思います。
アンサンブル(演奏)命で、作曲者がリードを取る事も多い。推測ですが、「自分(作曲者)が歌えない音域やメロディだったり、演奏に関心が行きがちな曲を歌わせる」というのがこのバンドのヴォーカリストの役割なのだと思うのです。
結局は「歌える様になった」という判断からか、ルーカサーがヴォーカル兼任となるというオチ。
Georgy Porgy
Hydra
99
Live for Today
If It’s the Last Night
Rosanna
Africa (サビのみキンボール)
I Won’t Hold You Back
I’ll Be Over You
etc.
重要曲・代表曲の多く、特にミディアム〜スロウものは、みんな作者であるルークやペイチが取っちゃうんだもの。そりゃあ嫌になりますわな(笑)。
なんて擁護している筈が、気付いたら今回の四曲も全てボビー・キンボールがリードでは無い曲。
無意識にこれを選んじゃうとは、非道いなぁ僕も・・・。ピアノが目立つ曲だからせめてデビュー曲「ホールド・ザ・ライン」位は入れておくんだった。御免ねボビー。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’09. (音楽紹介業)
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