223 気付いた男。(8/12加筆)

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最近、こんな事をやっています!

 近、巷の色々を見たり聞いたりしていて気付いた事を、脈絡無くいくつか。

見出し:
○羞恥心は、良質な少年隊のパロディなのではないか?
○パフュームは、少女隊の現代版なのではないか?
○パフュームの受け方は、パフィーの登場時と似ているのではないか?
○サザンオールスターズは、ストーンズからフーになろうとしているのではないか?

○二枚目のシングルで気付いた。
恥心は、良質な少年隊のパロディ(実は結構本気だったりする)なのではないか?
→と思って調べてみたら、去年結成された時点で、島田紳助が狙っていたコンセプトがそれだったのだそうで、なァんだ、それなら気付いて当たり前。

○年明けあたりから、テクノだアイドルだと云々されているけれど、つまり、
フュームは、つまりは少女隊の現代版(商業的にはずっと成功した)なのではないか?

 彼女達を「テクノ・ユニットとしてはYMO以来の云々」という位置付けで語るのは絶対におかしい。
 いくら細野晴臣関連だと言っても、イモ欽トリオをテクノ・ユニットとは誰も言わなかったでしょ? 構造としては、パフュームはイモ欽トリオや少女隊と同じだと思うのだけれど。

 きっと、YMOへの愛が強い世代、当時テクノ・カットだった小中学生が各業種で発言権を持てる年代になり、「テクノだテクノだ!」こじつけて騒ぎたいだけなんだよね。
 よって、彼女達を責めているのでは無い。「現象」としてのパフュームに違和感を感じているというだけの話。他のアイドル・グループ、ヴォーカル・グループと区別するべきでは無いかな、と。実際、彼女達は同じ土俵で勝負をしている訳だし。

 ダンスのキレの格好良さで、僕はのっちだな・・・って、あれ?名前知ってるなぁ、僕も(笑)。

○同じ会場で観て気付いた(先週末の「ロック・イン・ジャパン・フェスティヴァル 08」にて)。
フュームのウケ方(構造・ファン層)は、パフィーの登場時と似ているのではないか?

 洋楽メインのフェスでウケるというのはとても良く解る。
 「バーン!!」誌九月号の喜国氏の漫画は、その辺りを突いていて素晴らしい。
 「アジアの純真」でデビューした時のパフィーの騒がれ方(僕も騒いだクチだ[笑])と似たものを感じる。
 彼女達の「もう自分ではコントロール出来ないレヴェルで騒がれている。それならそれで、思い切って乗っちゃいましょ」的な開き直り方も似ている様に思う。

 何てったって、こうして洋楽中心リスナーに、やいのやいのと話題にされる所が共通している(笑)。その意味では、僕もプロジェクト・パフュームの戦略にまんまとハマッてしまった一人という事になる。

 パフュームの音楽は確かに興味深い。
 思うに、これ迄、この種の音楽は英語で、しかも多くは男声で歌われてる性格のものを、もしかしたら初めて、サマになる日本語で、そして女声で世に問うたのがユニークなのではないかと思う。
 七十年代から、基本的にテクノ/ディスコは一晩中踊りまくる欧米大都市生活者の御用達だ。そしてユーザーである彼等の多く(割合迄は知らないけれど)と同様に、ホモセクシュアルである事を隠さず、歌声にも音にも、むしろそれを反映させているものも多いのではないだろうか。
 ヴィレッジ・ピープル
 クイーンのダンスもの(「ボディ・ランゲージ」等)
 ブロンスキ・ビート〜コミュナーズ(ジミー・ソマーヴィル)
 デッド・オア・アライヴ
 ペット・ショップ・ボーイズ
 ジョージ・マイクル(マイケル) 特に近年
 ソフト・バレエ
それから、彼等に好かれるタイプの女性である
 ドーナ・サマー
 アリーシア・ブリッジズ(ブリッジス)

 これらの末席に彼女達の名を加えてみると、そのユニークさに気付いて頂けると思う。

○あと、「終わりだ終わりだ」と騒がれているけれど、
ザンオールスターズは、つまり活動形態を
ザ・ローリング・ストーンズから
ザ・フーにしようとしている
という事なのではないか?

 今なんか、ストーンズよりフーの方が活動は活発だったりして。
 解散をしている方が気楽で、活動再開がより歓迎されるという意味でも(笑)。

 今回の宣言は、ファンよりも所属プロダクション、レコード会社といった仕事関係者への「お達し」という意味の方が大きい気がする。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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