624 SC 3/2 ヴァイオリンとロック、ソウル。

Mar. 2nd, 2010.
Starlight Cruisin’ (火)

番組内容ショート・コメント:
恒例、「クラシカ葉山」チケット発売便乗企画。ヴァイオリンがフィーチュアされたロックやソウル。

 昨日、一般発売となっております「クラシカ葉山」。五月二十九日開催です。
 南 紫音、本コンサート・シリーズ二度目の登場です。

 「ソロ・ヴァイオリニストをフィーチュア」という今回の編成に倣い、なるべくストリングズ・セクションではなく、ソロ・プレイの目立つものを選んでいます。

(以上、番組前)

そして、T-ボーンの訃報をうけて、H&Oも数曲。

(実はジミ・ヘンドリクスの新曲[初正式発売となる未発表曲]も、と考えていたのですが、これは次回。)

 オン・エア曲は番組中に「Comments」欄にて随時更新、後に移動(一部加筆・修正)。

M1&2: dedicated to J.B. -今月発売のシングル-
19:34 I DON’T WANT NOBODY TO GIVE ME NOTHING
    (OPEN UP THE DOOR, I’LL GET IT MYSELF) (part 1)
19:38 I DON’T WANT NOBODY TO GIVE ME NOTHING
    (OPEN UP THE DOOR, I’LL GET IT MYSELF) (part 2)
/James Brown, March ’69.
 長い曲名が多いJBの中でも特に長いもの。難儀しました。(※)

M3: dedicated to Tom “T-Bone” Wolk (58) -pt.1.
19:41 I CAN’T GO FOR THAT (NO CAN DO)
/Daryl Hall John Oates, live ’82.

M4: いよいよ今週末、葉山でライヴ!
19:51 NIGHT BLUES
/藤井 寛クインテット, ’05.
 素晴らしいヴァイブラフォンの音色を是非聴きにいらして下さい。

M5
19:56 VIVE
/Zhane, ’94.
 ヴァイヴ違い。コリャマタ失礼致しましたッ!

M6 -CHIC history-
20:05 WHEN SMOKEY SINGS
/ABC, ’87.
 produced by Mark White, Martin Fry with Bernard Edwards
 「スモーキーが歌うとき、私はヴァイオリンを耳にする」というスモーキー・ロビンスンを称える美しいフレイズがサビで登場。
 でも何故か全体のアレインジメントは同じモータウンでもスモーキーではなく H-D-H 寄り。

M7: リクエストも入りました!
20:15 COME ON EILEEN
/Dexys Midnight Runners, ’82.

M8
20:19 ARE YOU GLAD TO BE IN AMERICA?
/James Blood Ulmer, ’83.
 ギター&ヴォーカル、ドラムズそしてヴァイオリンという画期的なトリオ。

M9
20:23 EVANGELINE
/The Band with Emmylou Harris, ’76?
 初めて「ザ・ラスト・ワルツ」を観た時には担当楽器がどんどん変わって覚えられずに困ったものです。ヴァイオリン(フィドル)はリック・ダンコウ(※2)。

M10
20:29 HOLDIN’ ON
/Sly & The Family Stone, ’74.
 メンバーにヴァイオリニストが居たのはこの一枚きり、という事は「失敗」と判断したのかな・・・?

M11
20:33 HOW MY SOUL CRIES OUT FOR YOU
/Kansas, ’79.
 収録アルバム『Monolith (モノリスの謎)』は1979年の名盤の一枚です。
 観光地よろしく「1979年の名盤百選」でも考えてみましょうか? この際。

M12
20:38 ON THE ROAD
/Jackson Browne, ’77.
 七十年代アメリカを代表するロマンティシズム。
 そしてヴァイオリニストはアメリカを代表する「化け物」(笑)。

M13
20:45 TIGER
/Abba, ’76.
 寅年なので、と用意していたものの一曲(実は年明け以降、ずっとスタジオに持ち込んではおりました)。旧正月さえ明けてしまったというタイミングですが、山下達郎よりも五日早い、という事で御勘弁?

M14: dedicated to Tom “T-Bone” Wolk (58) -pt.2.
20:48 WAIT FOR ME
/Daryl Hall John Oates, live ’82.

M15 (BGM)
20:53 音楽友達
/斎藤 誠, ’89.
 今週金曜日、モーション・ブルー・横浜にてライヴ!
 湘南ビーチFMではひと組二名様を御招待!
 締切は水曜日午後五時!

M16 (ending BGM, coda only)
20:58 BABA O’RILEY
/The Who, ’71.
 ヴァイオリンをフィーチュアしたロックというと、僕は先ずこれ。王道ですが。

 ヴァイオリン弦をフィーチュアしたロックというと、レッド・ゼプリン(ツェッペリン)しか浮かびませんね(笑)。でもその曲は三十分ぐらいあるから・・・。
 長さからも曲調からも、流石にこれは自粛しました。

(※)番組冒頭から自らへ拷問を課した形に。
この曲名をちゃんと言えたから、うん、今夜は大丈夫だ!と。
「最初の四回転を飛べたから今夜は大丈夫!」みたいなね。
そこ迄の高いハードルではないのだけれど。

他に僕が好きな拷問フレイズ(笑)は、

○Tom Petty and the Heartbreakers、1985年のライヴ・アルバム “Pack Up the Plantation-Live!” より、The Byrds のカヴァー、’So You Want to Be a Rock and Roll Star’。

○Bruce Springsteen & The E Street Band、1975年の収録で2006年に発売された白熱のライヴ・アルバム “Hammersmith Odeon London ’75” より、元々はその二年前に発表されたセカンド・アルバム “The Wild, the Innocent and the E Street Shuffle”、邦題『青春の叫び』に収録されていた ‘4th of July, Asbury Park (Sandy)’。

○P-Funk All Stars、最近は George Clinton – Parliament – Funkadelic 等という困った名義での活動もしておりますが、本日は1978年、Funkadelic の名盤 “One Nation Under a Groove” より、ケンカ腰のタイトル、「誰がファンク・バンドはロック出来ないって言った?!」 ‘Who Says Funk Band Can’t Play Rock?!’。

等など。

 夏至(冬至)の頃に、
「昼間(夜)が一年で最も長いので、長い曲名特集!」
というのを何度かしています。
 次回は、まァそのうち。

(※2)
 映画のトーク部で矢張りダンコウのフィドルをバックにメンバーが「オールド・タイム・レリジョン」をひと節歌うシーンがある。「美しい!」と思った途端、「昔の様には行かないなぁ」とロビー・ロバートスン(ロバートソン)が言っちゃうんですが、アンタ、ラスト・コンサートの時にそれを言っちゃアおしめエよ。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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コメント

  1. 逗子王様 より:

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    気がついた時には番組当日.
    ぜひ、バイオリンをメインにすえたロックグループと言えば「シートレイン」をかけていただきたかった.
    日本でちょっとだけ流行った曲は「13の質問」って曲なんですが、あなた、プロデューサーは「ジョージマーチン」!
    70年代初頭のアルバムですが、ビートルズが解散して暇だったのかな(笑)
    ただし、このバンド、アメリカのバンド.結構なオヤジが(といっても20代後半なんでしょうが)寄り集まっているんでそこそこ経歴のあるメンバーのようです(元ブルースプロジェクトの人もいたなあ)。
    あたしはシングルを当時買い、十数年後にファーストアルバムを見つけましたが、去年、友人宅で初めてセカンドアルバムを!
    カントリー/ソウル/ロックっぽい感じで、なかなか悪くないですよ。 Like

  2. hit2japan より:

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    逗子王様
     うわぁ、そういう花火っぽいバンドは、当時聴いていた方でないと知りませんよね。僕は名前を聴いた事さえ有りません・・・。
     「その時だけ」のバンド、あっと言う間に歴史の彼方へ飛ばされたバンド、僕の知る時期でいえば、例えばス二ッフ&ザ・ティアーズや、ローン・ジャスティス、ストレイト・ラインズ、サーガ、ジェイスン&ザ・スコーチャーズなんて辺りに相当するのでしょうか。
     今度、聴かせて下さい。
     あ、今回は時間の関係もあり、キング・クリムズン、UK、エディ・ジョブスン、ロイ・ウッド、カーヴド・エア辺りは見送りました。御陰で平和な番組に(笑)。
    人見 Like

  3. 逗子王様 より:

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    ファーストの一曲目ではリトルフィートの「Willin`」をやっていたりして(友達に言わせると「とほほ」のアレンジ。ただ本家よりも早いんじゃないのって妙な噂あり)、結構面白いっすよ.今度差し上げます.

    そうですねえ、プログレ関係ってバイオリン多いですよね.やっぱ、UKか後期クリムゾン、ダリルウエィとウルフとか。まあ、その辺はさけた方が「平和」ではありますがね(笑)
    後期ドゥービーのギタリスト(名前なんだっけ?)が、曲によってはフィドル弾いてましたね.この人は後にサザンパシフィックなんてちょいカントリーっぽいバンドやってって、ここでもフィドルを披露してた気が.ま、カントリー入れちゃうと当たり前に出てきますよね.
    などなどまた、ゆっくりと。 Like

  4. hit2japan より:

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    逗子王様
     それはJohn McFee ジョン・ムクフィー(マクフィー)の事ですね。T-ボーン同様、アゴ無し・ニワトリ系のルックスの。ドゥービー加入前はクロウヴァーでヒューイ・ルーイスと一緒に英国パブ・ロック近辺で活動していましたね。
     彼(とパット・シモンズ!)の張り切る後期ドゥービーのインストや、他のフィドルものだとボブ・シーガー&ザ・シルヴァー・ブレット・バンドも浮かびましたが、、今回はザ・バンドとデイヴィッド・リンドリー(ジャクスン・ブラウン)だけにしました。ザ・チャーリー・ダニエルズ・バンドとかになっちゃうと少〜し好みからハズレてしまいますし。
     エディ・ジョブスン、昨年に続いて今年の六月に来日だそうです。「UKの音楽性が自分の本来の志向」と、確か昨年来日時のインタヴューで語っています。かなりの「どプログレ」らしいですし、しかも今回のベイスはビリー・シーン。バリバリの曲芸アンサンブルとなる事必至ですな。
     少し観てみたい気も。
    人見 Like

  5. 逗子王様 より:

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    どこに書こうか迷って,ここに書いてしまいますが.
    昨日、深夜にぼーっとCSテレビをBGMにしてたら、なんかライブが始まった.お、何だ,日本人か,あ,チャーじゃねえの? お、何?
    と思ったら、スモーキーメディスン?! おいおい、と言う事で,2008年のライブ。
    あわてて録画したんで二曲目からなんですが。

    で、今朝になってあれこれ検索したらドラマーの藤井ショージは2009年に亡くなっていたんですね,いや,この間のナック同様、聞いたとたんに訃報かよ。ま、気がつかなかった自分がおかしいんですが。(人見さんもブログに書いておられましたね)
    で、このライブ、DVDハードディスクに高画質で録画したんで、DVDに簡単に落とせますが、ご覧になりますか? 「日本で一番有名で,すげえアマチュアバンド」いや、すげえわ。この当時、チャーも金子マリも十代(笑)
    3/15に再放送があるんで、今度こそ完全録画しますが. Like

  6. hit2japan より:

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    逗子王様
     スモーキー・メディスン、やってましたか。キーボードの佐藤 準も居ましたか? 彼が参加していない時はスモーキー・メディス「ソ」と名乗っているので(笑)。
     ジェフ・ベック・グループ(二期! 最高!!)のカヴァー、演ってましたか?
     再結成スモーキー・メディスン、結局僕は観られませんでした・・・。まだメンバーが一人も欠けていなかったのに。例によって後悔先に立たず。
     藤井章司死去に際しての拙文(本ブログ第357回)も御読み頂いた様で、どうも有難う御座居ました。
     そのキーワード検索で本ブログを訪れて下さる方は多い様です。つまり、あまり皆さん触れていないのですね。残念な事に。
    人見 Like

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