「タウンニュース横須賀版」連載
Hit Me’s YOKOSUKAN Pop/Rock File
〜横須賀ゆかりの音楽や音楽家について、つらつらと〜
再録
(2007.2.16. 号初出分)
第四回
沢田研二を脇で支える柴山和彦(1981年〜)(その一)
本文:
「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」の頃にジュリーが活動を共にしていたエキゾティクスのギターリスト=柴山和彦が横須賀の人だと知る方は多いだろう。彼は今もジュリー・バンドのメンバーだ。八十年代後半にブランクが有っただけなので、実質二十年以上、ジュリーの隣に立ち続けている事になる。
沢田研二を「あの人は今」的な視点で捉えるのは失礼極まり無い。それは単に、貴方がTVで彼を「目にしていた」程度の方だったというだけの事だ。彼は今、「ファン」を、自分にちゃんと金を払って具体的に活動を支えてくれる人を相手に、以前よりも充実した活動を行っている。宅配システムを使用して充実した新作をファンに届け、その新作中心の全国トゥアーを、それも数千人クラスのホールで行っている。それも毎年! こんなハイペイスで、そして昔の曲が少なくても集客力をキープしているライヴが出来る—つまり「現役」として順調な音楽活動を出来ている人が、もっと若いミュージシャンを視野に入れても、他に一体どれだけ居るというのだろう。
そしてその横にいつも居るのが柴山和彦だ。会場に集うファンは年季の入った方々が多いので、メンバー紹介時には古参である彼への拍手と歓声もひときわ大きい。それに応えるかの様に、柴山和彦は昔と変わらぬ体型で、あの「足を広く開き、少し内股気味にしゃがむ」ポーズでステージに立っている。
写真:「ス・ト・リ・ッ・パ・ー」シングル盤
写真下キャプション:
ス・ト・リ・ッ・パ・ー 沢田研二&エキゾティクス
作詞:三浦徳子 作曲:沢田研二 編曲:伊藤銀次
1981年9月21日発売のシングル
よく聴くとエンディング近くでドラム・スティックが「カチッ」と鳴っている!
因みにエキゾティクス名義のアルバムも有る。その辺りは回を改めて。
プロフィール:
音楽紹介業。67年生まれ。津久井小、北中、追高出身。洋楽依存症歴28年。
FMブルー湘南(横須賀78.5MHz)、湘南ビーチFM(逗子葉山78.9MHz)にて音楽番組を担当中
ひとこと:
祝ザ・フー活動本格再開! 願再来日(初単独公演)!!
補遺
ジュリー・バンド:
現在の四人は通称「鉄人バンド」。歴代最強のメンバーと言えるのだが、何故か名前は無い。
祝ザ・フー活動本格再開! 願再来日(初単独公演)!!
初単独来日トゥアーは2008年十一月に実現した。
何も書けない。どう書いて良いか解らない。どう書いても書き足りない。文筆業従事者失格とも言える告白だが・・・。
万感の想いという奴だ。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸 (音楽紹介業)
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