(十一月五日筆[第295回として])
吉岡正晴氏のブログ、七日深夜掲載分に詳しく載っている。
これで僕一人の戯言では無い事が証明された(笑)。
大統領選勝利宣言の際、
バラック・オバーマは大観衆に対して
“(A) Change has come to America”
と言った。
このひと言には、彼が幼い頃にサム・クック (Sam Cooke) が放った(※)大ヒット・シングル
‘A Change Is Gonna Come’
から、その「チェインジ」が到来する迄に、四十五年という歳月が必要であったという感慨と重い現実が込められている。
「あれはあの曲名の『もじり』だ。」アメリカ人の多くはそう感じている筈だ(※※)。
日本の大メディアからの報道では補足されないと思うので、ここでささやかに解説しておく。
気付いていれば番組スタッフがBGMに使用する筈だもの。
彼等(アメリカ人有色人種とリベラルな白人)の長年の宿願が叶ったという万感の想いを込めて、皆さんに推薦します。
サム・クックの「ア・チェインジ・イズ・ゴナ・カム」
名曲です。
これを名曲と言うのです。
アメリカは「歌」が「社会情勢」ととっても近い。
否、欧州もそうだから、日本がシリアスな時事ネタに対してオープンでは無さ過ぎるのだな、きっと。
少し羨ましいとも思うが、過度な物議を醸したりもするので、良し悪しだと思う。
伊武雅刀が昔呟いた通り、
「ああああ〜、日本は、良い国だなァ〜」
という事で手を打とう。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08. (音楽紹介業)
(※)「放った」と書いたが、この曲が世に出たのは、悲しい哉、「射殺」という悲劇の後となった。
ボブ・ディランの ‘Blowin’ in the Wind’ のアンサー・ソングとして書かれた。
つまり、
「友よ、その答えは風の中にある」に対して
「転機(=その答え)は必ず来る」と。
1963年12月に亡くなったた直後、翌年一月に発売されたシングル ‘Shake’ のB面。
‘Shake / A Change Is Gonna Come’
ビルボードHot100でそれぞれ七位と三十一位の両面ヒットを記録。
個人的にはサム・クック最強のシングル。
(※※)例えば、「幸せだなぁ」と誰かが呟いた場合、日本人の誰もが、それは加山雄三「君といつまでも」のもじりだと思うのと同じ次元の、ごくごく自然なものだと想像する。
コメント
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なんか、単純に嬉しいんだよね。
オバマが大統領って。
そうか、サムクックなのね。
そして、ONE NATION!だもんね。
ONE NATION UNDER A GROOVE!!
ファンクだね。 Like
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Taro
そう。
単純に嬉しいんだよね。
アフリカ系のアメリカ大統領というのがね。
政党がどっちとか、世界景気や対日姿勢が今後どうなる?とかいうのは実は関係無くてね。
演説というより説教と訳すべき「スピーチ」が笑える。
理想を口にする人がトップなのだから、行動力は側近がどうにかするんだろうね。
ファンキーというよりもソウルフル
J.B.というよりもカーティス・メイフィールド
ジョージ・クリントンというよりもダニー・ハザウェイ
マルコムXというよりもマーティン・ルーサー・キングJr.
という感じかな。
サム・クックを引用する人だからね。
人見 Like
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人見さん 連絡したいことがあるので電話をいただけますか?
名刺探したのですが・・・わからなく
携帯は 090-1606-4473 です。
秋谷の HAKUです Like