2010年8月31日の日記。
(翌日、湘南ビーチFMウェブサイトのトップ頁に掲載)
八月三十一日の夜の番組を担当するというのは中々に感慨深いものだ。実際の陽気はどうあれ、矢張り「夏の終わり」の節目である。
先週今週と、夏の終わりに合うと前々から思っている Jimmy Jam & Terry Lewis ジミー・ジャム&テリー・ルーイスの初期プロデュース作品を中心に選曲した。
彼等の拠点はミネアポリス。五大湖に接したミネソータ州の、しかもミシシッピー川に沿った都市であるとは言え、「海沿い」ではないせいか、彼等を代表とするプリンス一派の音は低湿で、特に八十年代のシンセサイザーとリズム マシーンの音色が涼しげ。それがとても夏向きだと感じる理由だ。
もっとも実際の所、冬は矢鱈と寒いらしいけれど。
さて九月である。この年末は何だか色々あって面白い。
この週末の「東京ジャズ 2010」では Jazz Crusaders ジャズ・クルセイダーズの名の下、ほぼ三十五年振りに Joe Sample ジョー・サンプルと Wayne Henderson ウェイン・ヘンダスン(ヘンダーソン)が同じ舞台に立つ。
Larry Graham ラリー・グレアム(グラハム)が GCS=Graham Central Station グレアム(グラハム)・セントラル・ステイション名義でまさかの来日。
Cameo キャミオ(カメオ)も来る。
まさかの Felix Cavaliere フィーリックス・カヴァリエーレ(フェリックス・キャヴァリエ)(ex-The [Young] Rascals) (元ザ・[ヤング・]ラスカルズ)、そしてまさかまさかの Mose Allison モウズ・アリスン(モーズ・アリソン)も来日。
山下達郎 も順調にトゥアーを消化中で、そのトゥアーで暖まった彼とバンドを従えて 竹内まりや も年末にライヴ(相変わらず良いとこ取りの奥様である[笑])。
そして春から予告されていた Chic シーク(シック)のボックス・セットがどうやら CD 四枚組というヴォリュームで発売となりそうだ。
Supertramp スーパートランプ『Breakfast in America ブレックファスト・イン・アメリカ』は二枚組に、Bruce Springsteen ブルース・スプリングスティーンの名盤『Darkness on the Edge of Town 闇に吠える街』豪華盤は何と六枚組。
はぁ、一体何を優先し、何を諦めれば良いのだろう、、、。
補遺
ザ・ドゥービーズの新作も、矢張りかなり良いらしい。
ザ・ブラック・クロウズの新作(新録音のザ・ベスト・オヴ的なもの)も、何だかんだ良い乍ら聴いている。
村田和人の新作もとても良い。
アンチェイン(UNCHAIN)も精力的にライヴをこなしつつ秋へ。
澤田研二も、前半は Julie with The Wild Ones でのアルバム&トゥアー(年末にも再び)を行った事で、毎年の六月頃から始まるソロ活動がどうなるかと思ったら、今月、ミニ・アルバムを発表そしてトゥアー開始。
ジャミロクワイの新作も楽しみ。
ダリズ・カーが再始動するという。形になるのは来年だろうか。
ロニー・ウッドの新作も楽しみ。
・・・キリが無い。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’10. (音楽紹介業)
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