信頼出来る資料ソースとして、又個人的にも面識が有り御世話になっている音楽評論家、吉岡正晴氏のブログを訪れて知った。
和製ソウル･シンガー、オリト (ORITO) が急性心不全で亡くなったそうだ。
二月二十三日没。急性心不全。享年四十三。
そんな。
実は少しだけ面識の有る方なのだ。
デビュー前、彼がソウル･エアプレインというバンドのヴォーカリストの時に、友人（※）が主催したライヴ･パーティで、僕は生意気な表現だが「対バン」だったのだ。その後、その友人の結婚パーティ等、何度か同じ場に居合わせている。僕の顔は、会えば何と無く思い出して下さるんじゃないかなぁ、という程度の面識だが、今やその確認さえ出来なくなってしまった。
マーヴィン･ゲイ･フリーク、プリンス好き、メンフィス･ソウル好きで、ソロ･デビューに際し、ウィリー･ミッチェル（※２）の重い腰を上げさせた方だ。泥臭いエロティックなファンク志向が有ったが、幸か不幸か実に甘く優しい声質の持ち主だった様に思う。普通に「良い男」な歌を歌うと本当に素敵だ。
「さらば恋人」をカヴァーしたりしているアルバムが有る。今週末、「Jデリヴァリー」担当の竹下由起にリクエストしてみよう。
それにしても折戸さん、四十三歳は無いでしょ。
人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08.
（※）その友人（ラジオDJの先輩にあたる方）がオリトさんに話し掛ける切っ掛けは、マーヴィン･ゲイ追悼パーティーの席で、流れているマーヴィンの曲を全曲オリトさんが歌っていたから。「これはタダモノではないと思った」という話を聞いた事が有る。
（※２） 2010年一月五日加筆
メンフィス･ソウルの代表格＝アル･グリーンのプロデューサー／アレインジャー。「メンフィス･ソウル･サウンド」を創った人物である。近年ブルー･ノートに移籍して往年のサウンドを大復活させているアル･グリーン。音だけでなく往年のメンバーそしてミッチェルを再集結させた一枚目･二枚目のアルバムでも彼の編曲が光っている。
そして。オリトさんに遅れること約二年、そのウィリー･ミッチェルも亡くなってしまった。
コメント
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先輩！？ なんて めっそうもありません。
Hit me! 氏は 私の 「コメントの番人」でしたから・・・。
勉強している度合いは だんぜん Hit me氏のほうが 「先輩」でした。 Like
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そうそう Orito とは 彼が亡くなる直前まで Contact があったんです
ボクの街に 歌いに来て欲しいと ギャラの相談やらなにやらやってて
呼び屋みたいな感じ？ の交渉したりして・・・ 当然、昔のよしみで 行きたい！ と 言ってくれていたんですよ・・・。
本当にショッキングな出来事でした。 Ｒ．Ｉ．Ｐ． Like
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DJ BAR B級先輩
コメント記入、有難う御座居ます。しかし何というハンドル･ネイムですか（笑）。
そうですか。オリトさんとはずっと連絡を取り合っていらしたのですね。
僕は僕で「別ルート」と言うべきでしょうか、Dr.Kプロジェクトの星川 薫さん（亡くなられたのは彼のライヴへのゲスト出演用の滞在先でした）のアルバムのプロモウションをと、Dr.K事務所経由でサンプル盤を受け取ったりしています。オリトさんも一曲参加しているのです･･･。
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