113 ザ・ブラック・クロウズの新作『ウォーペイント』

 実は昨晩書き始めて、寝ては書き、寝ては書きして、そろそろ仕上げに掛かっていた、そんな九時頃にコンピュータが固まった。愚かにも保存を怠っていた(実はよくある事)。結構めげているが、「長過ぎる! 書き直せ!」とコンピュータ内の編集担当者がダメを出してくれたのかも知れない、と気を取り直して再び。短くします。

 ウォーペイント(Warpaint)とは、ネイティヴ・アメリカンが戦いに向かう際、顔等に施す絵、又はその絵の具の事だそうだ。と聞いてヴィレッジ・ピープルやアダム&ジ・アンツとかを先ず想起してしまう自分って少し情け無い(笑)。

 以下は、その「消えた初稿」の締めの部分だけを思い出して書く。

1st “Shake Your Money Maker” ( ’90) 並みに新鮮で、
2nd “The Southern Harmony and Musical Companion” ( ’92) に迫る充実度を持ち、
3rd “Amorica” ( ’94) 級の深みと、
4th “Three Snakes and One Charm” ( ’96) みたいなヴァラエティに富む、
5th “By Your Side” ( ’99) の少し無理の有った若作り(笑)は無く、(←これはケヴィン・シャーリーが悪い!)
live “Live at the Greek /Jimmy Page & The Black Crowes” ( ’00) でのゼップ・グルーヴ直伝も反映した(特に三曲目に顕著)、
6th “Lions” ( ’01) の逆に背伸びし過ぎた大物気取りも無い、(←これはドン・ウォズのせい?!)
live “Live” ( ’02) の少し煮詰まった空気は無く、
live “Freak ‘n’ Roll …into the Fog, The Black Crowes All Join Hands The Fillmore, san Francisco” ( ’06) での再集結の喜び(バンドも観客も)を上手く反映させた、

という、そんな七枚目になっているのではないだろうか。

 つまり、正しい。(※)

 勝手な想像だが、クロウズ辺りの後輩に触発されて大爆発したと思われるストーンズの『ア・ビガー・バン』に、息子の歳回りであるクロウズは刺激を受けたのではないか、と。良い遣り取りだ。
 クロウズの面々と同世代の僕としてはそれが嬉しい。
 ルーク・モーリー、コリーヌ・ベイリー・レイに匹敵するへヴィ・ローテイションになりそうな予感。

 結局、それなりに長くなってしまった・・・。

人見 ‘Hit Me!’ 欣幸, ’08.


「ヤバい(危い)」なんていうヤクザ言葉を、シロウトさんは遣っちゃあいけやせん。
「チョー」とか「マジ」とか付けて可愛い言葉にしたつもりでも、
ちっちっち。
そんな誤魔化しは通用しやせんぜ、お嬢さん。
(↑と、勢いでヤクザな言葉で書いてしまった[笑]。いや宍戸錠を気取っただけなんですけどね。ちっちっち。)

人見 欣幸

音楽紹介業(ラジオ、活字、ライヴハウス、インタネット等で音楽を紹介)
1967年神奈川生まれ・育ち・在住
1978年より洋楽中心生活者
1991 文筆デビュー
1995 ナイル・ロジャーズにファンレターを渡す(交流開始)
1997 レギュラーラジオ番組開始
2011 Nile Rodgers/CHIC応援組織 "Good Times" を内海初寧と結成、同年よりウェブ番組 "Good Times TV" 開始(13年まで)
2019 新メンバーを加え、六月より "Good Times Tube" としてウェブ番組を復活

■favorite musicians:
Nile Rodgers,Bernard Edwars&Tony Thompson
山下達郎,伊藤広規,青山純&難波弘之
竹中尚人,加部正義&ジョニー吉長

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